私の勉強方法:FAR



FARは最後に受験した科目でした。
他の科目同様、初期・中期・後期で勉強方法を変えました。

FARに掛かった勉強時間

掛かった時間は237時間でした。

単位取得:72時間 + 試験対策:165時間です。

FARは追加単位の取得では最初に学習しましたが、受験は最後でした。
CPAの基本中の基本であり、元々保有していた簿記2級で大枠は理解していたため、十分な勉強時間さえ確保すればまず受かると考えたからです。

安パイは後回しにした方が、それまでに得たCreditのExpireに対する怯えを減らせます。それでFARはラストになりました。

総勉強時間がREG以上に掛った理由は、ブランクが長かったから、そして確実に決めたかったからです。最初の単位取得の時点から、他の3科目を順番に受験する内に、細かい内容は忘却していました。



初期:テキスト消化&単位取得段階 

初期ではテキストと問題集をざっと理解し、取り急ぎ単位だけ取りました。

この時期は当然紙媒体とペンを使うので、机が必要です。勉強場所が限定されます。

時間の確保に苦労しました。

講座ではテキストにマーカーをガンガン引きました。講師が読み上げたところは全部マーカーを引き、わかりやすい例があればそれも書き込みました。

FARに関しては、細かい仕訳を意識して進めると後で勘違いが減るので、小さなことですがジワジワ効く実感がありました。

DebitとCreditを頭の中でイメージすることで、流動・固定間の分類の変化や、受取金利やプレミアムの増減が対前年でどうなったか等、細やかに理解するよう努力しまいた。

講義自体は動画ではなくMP3を使いました。動画は図やリストも出てきますが、基本はテキストからの抜粋でしたので、講師の身振り手振りを見るだけのような気がして使いませんでした。
音声だけで十分と言えます。1.5~2.0倍速で聞き、メモを取るときは止めます。

講義は一回通したらもう見ませんでした。
たまに、分からなくなった時にもう一度授業を聞いたという方のブログを見ますが、時間の無駄と感じたので、二度と聞かなくていいように具体例などは全力でメモりました。

テキストのキリがいい所で、問題集を解きました。最初は時間は測りませんでした。一回目は正答率60%くらいでした。間違えたところはやりなおして、単位認定試験に挑戦です。間違いはメモし、見返せる環境にしました。

認定試験は本試験よりは簡単です。
テキスト1~2周+問題集1周+復習で問題なく突破できました。

このあとは、他の科目の単位取得に移行したので少しブランクがあります。

中期:MC消化&テキスト見直し段階

中期はひたすらテキストと問題集を復習しました。
問題集の正答率を100%に近づけていきます。

まずテキスト全体を最初から見直しました。通しで読んだら、問題集を最初から解きました。一章ずつ取り組まなかったのは、本試験に章などはないからです。全範囲同時に網羅する必要があると考えました。予備校ではテキスト一章→問題集一章を推奨していましたが、試験を意識して無視しました。問題は回答時間も強く意識して解きました。

実質2周以上しているのですが、解説も全部丁寧に読みました。
最初にできていたことも結構忘れているものです。全体を追加で2周もすると、そこそこ定着します。

もう一度テキストに戻り、全部読み直した後で、問題集3~4週目に突入しました。ここでは間違えた部分だけやりました。このあたりから正答率が90%越えしました。回答時間は平均で1問あたり1分を切ってきます。FARは中期迄に問題集を4週しました。

テキストを読み返す際は、ページのトピックを見たらまず仕訳を想像し、それが正しいかどうか確認するようにサッと読む、という進め方をしました。


後期:直前対策 (試験8日前~)

負荷が最も重い時期でした。FARは範囲が広く、ラストスパートで全範囲網羅することが難しいです。そのため8日前から問題集を全部やり直しはじめました。全問やりました。さらにAICPAリリースを3年分解き、苦手な部分は細かめにテキストをチェックします。

2日前からは追い込み。有給を取ってフルタイムで二日確保しました。一日半掛けてテキスト全範囲を読み直しました。記憶があいまいな部分はドッグイヤーしました。
残りの半日で、8日前から取り組んでいるMC問題の間違いを解きなおし、早めに寝ました。

当日は早めに起きて、ドッグイヤー部分だけ読み返しながら試験会場に向かいました。
相当な時間を掛けただけあって、FARは90点近く取ることができました。

FARに関しては、後半の総合問題でAuthoritative literatureを見ることが出来るようになります。これはリサーチ問題だけでなく、仕訳に困った時も活躍しますので、検索機能をフル活用できるように事前に準備しておくのもいいですね。


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