USCPAに挑戦する前に



USCPAに合格するまでに必要な時間と費用は、どれくらいでしょうか?
予備校の選択や、勉強のやり方次第で、対価は変わってきます。しかし、やはり相応の犠牲は覚悟しなければいけません。USCPAは、本当に受ける価値のある資格でしょうか?

1日2時間勉強しようとしても、現実的にどうやって時間を作るか考えてみると、意外と難しかったりします。
実際には突発的に忙しくなったり、体調が優れなかったりで、思い通りに行かないことも少なくありません。
そんな毎日のを過ごしていると、途中で諦めてしまう方も数多くいます。
やると決めたのに撤退する羽目になるのが、一番もったいないです。

ここでは、ざっくり80万円と1000時間掛かると想定します。
数字にすると簡単ですが、これだけの時間とお金があれば、結構いろいろなことが出来ます。
本当に足を踏み出す前に、少し想像を働かせて、覚悟があるか確認しておきましょう。



  • ~80万円で買えるプライスレスな時間



80万はそう簡単に貯まる金額じゃないですよね。貰うお給料にもよりますが、一年でこれだけ貯まれば上々じゃないでしょうか。
これだけのお金を一度に使う経験なんて、そうは無いと思います。
独り身なら、地球の反対側に行けますし、彼女がいれば、ホテルのスウィートで、それなりの婚約指輪を買ってプロポーズしてもお釣りがくるでしょう。
奥さんがいるなら、労いも兼ねてもう一度新婚旅行に行けます。家族を連れて夏休みにハワイに行くのも楽しそうです。子供がスポーツ好きなら、憧れの本場で試合観戦もいいでしょう。

これだけの金額をポンと出せれば、大切な人たちと一生モノの思い出が作れます。

もちろんUSCPAも一生モノの資格ですが、やり抜かなければ何も残りません。
お金の使途が本当にこれで正しいのか、改めて迷ってみては如何でしょう?



  • ~1,000時間は意外と高くつく



1,000時間って、どうやって捻出しようとしています?
通勤時間を活用することも出来るかもしれませんが、実は大部分が仕事を早く片付けたり、睡眠を削る前提ではないでしょうか。

これは、それだけの時間を仕事に回せるとも言えます。
私も普段、「やったほうがいいけど今やらなくてもいいこと」は後回しにてしまいがちです。でも、少し多く仕事して、アウトプット増やせたら、資格なしでも評価が上がるかもしれません。
それに1,000時間も追加で働いたら、残業代が時給2,000円なら、2百万円です。上の80万円の比ではありません。

お金に換算しなくても、例えば早く仕事を切り上げた分、家族と団らんしたり、奥さんの代わりに家事をやってあげたり、朝早く起きて旦那さんのお弁当を作り始めてみたり、そんなことができなくなってしまいます。
一般的には、USCPAに挑戦する動機自体が「もっと質の高い人生を送りたい」というものだと思います。
生活の質を上げたくて試験に挑戦するのに、試験に挑戦するために人生の大事な時間を無駄にするのも、本末転倒ですよね。。。

受かるまでの辛抱、と思うかもしれませんが、1,000時間は思うより重いです。
「実は普通に仕事していたほうが目的達成の近道だった」なんてことにならないようにしておきたいですよね。



  • ~合格後のビジョンは見えている?



USCPA試験に合格した後で、やりたとげたいこと・ありたい状態は何ですか?
漠然としているようなら、挑戦しない方がいいです。
資格は目的達成するための手段です。資格そのものを目的化するのは、あまりおススメできません。

これは私の例になってしまいますが、私は究極的には心の余裕が欲しかったです。
仕事をしていて思っていたのは、何かができるようになってから仕事を任されるんじゃないってこと。これをやれと言われれば、その時から、その瞬間までに身に着けている能力と体力で、目の前の仕事をやってみせるしかないんですよね。。。

なので、できるだけ広範な課題に対応できる能力を身に着けたいと思っていました。
かっこよく決めるチャンスがあれば逃さないという思いも込めて、発展性があるUSCPAの受験を決意しました。

代わりが利きづらい形でアウトプットが増えれば、少しは言いたいことも言っても通ります。Noといえるようになってきます。そういう気持ちの余裕が精神衛生上、本当に大切だと常々思ってました。

自分の代わりがたくさんいて退路がないというのは、蹂躙され放題です。
ストレスで周りの人に当たってしまったりすることもあるかもしれません。それでは、そもそも幸せに暮らしたくて頑張っていたはずなのに、本末転倒になってしまいますよね。

こんなのが私の志望動機でした。みなさんの目指す姿を思い描いてみて、USCPAが必要と思うなら、ぜひ頑張ってください。

今後は、どう勉強したら良いのか? という、勉強法にも触れていきたいと思います。

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