USCPA合格に必要な勉強時間とは


一旦受験を始めると、相当な時間が飛んでいきますが、結果に結びつかなければ、無駄になってしまいますよね。

USCPAの受験を決めたら、予めどれくらい勉強時間を覚悟しておくべきでしょうか?

  • 日本では、一般的に1,000時間

有名予備校などでは、ある程度英文が読める前提で、1,000時間の学習で合格できるとされています。
私自身も、この時間内に合格までこぎつけたので、1,000時間は一つの目安として信頼して良いと言えます。

しかし実は、アメリカで標準とされる勉強時間は、日本のものとは大きく異なっています。
アメリカでの標準は、何と言われていると思いますか?

  • ~アメリカの標準は400時間

現地で有名なCPA予備校のRogerは、AICPAによる推奨学習時間は300~400時間と述べています。https://www.rogercpareview.com/learning-center/how-many-hours-should-i-study-cpa-exam

残念ながらAICPA正式な出典を探すことはできませんでしたが、同業のBeckerでも同じ記述がありました。

・・・圧倒的に違いますよね。

自分に必要な勉強時間を測るうえでは、この差を分析することが重要になってきます。

  • 所要時間の差は、前提の差

日本とアメリカの間にある600時間は、主に3つのポイントで構成されていると考えられます。
どういった内容になるのでしょうか。


①単位要件

USCPAの受験要件には、学歴と単位があります。州にもよりますが、基本的に4大卒+会計・ビジネスの単位が一定以上要求されます。

これは予備校を活用することでこれをクリアすることができます。

しかし、日本と比較して人材の専門性が重視される米国において、本来、初心者がいきなりCPAを受験することは想定されていないでしょう。


②会計知識

これは単位要件と一部重複します。単位要件から見て取れるのは、通常、CPA試験は会計専攻の人間が受験することを前提としているということです。

つまり、アメリカ基準の学習時間は、単位要件を満たしているだけでなく、ある程度は財務・管理会計の基礎が理解できていることを前提としていると言えます。


③英語力

最後は英語力です。言うまでもなく、USCPAは本来アメリカ人のための試験です。
基準書も全て英語ですし、問題はおろか、それにたどり着くまでのチュートリアルも、全て英語です。
予備校各社の尽力により、英語ネイティブでない人にも馴染み易くなったと言えますが、単純に、ネイティブと英語力の差が大きければ大きいほど、追加で時間が必要になります。

  • 勉強時間は千差万別

アメリカ人の標準400時間は、英語ネイティブで、一定の会計知識があり、単位も揃っている人の、純然たる準備期間といえます。

つまり、日本で一般的に言われている1,000時間は、これに①単位②会計知識③英語の3つのハンデを乗せた時間と考えて良いでしょう。

結局は人によりけりで、アメリカ人並みに早く合格できる人もいるかもしれないし、1,000時間掛けても合格できない人もいると思います。

次の記事以降で、上述した①単位要件、②会計知識、③英語力の、3つの要素がどのように分解できそうか、考えてみましょう。


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