会計知識と勉強時間の関係



勉強時間を左右する要素の一つは会計知識です。

USCPAは4科目の科目合格制です。特に、FAR(Financial Accounting and Reporting:財務会計)の科目で合格するために、会計知識が要求されます。USCPA FARで要求される会計知識とは、どれくらいのレベルでしょうか?

  • FARで求められる会計知識は、日商簿記2級+α程度

拍子抜けしたでしょうか?もちろん、AICPAの正式見解ではありません。両方に合格した立場としての主観です。当然、日本語であればの話ですが、英語力の問題は、ここでは触れません。

しかし恐らく、多くの人にとっては想像したより簡単だと思います?私は以下のように考えます。

  • 「Accountant」と「Bookkeeper」は違う

これは英語にすると分かりやすいと思います。簿記は、英語ではBookkeepingと言われ、仕訳を切り、帳簿を作る作業そのものを体系化したものです。これを行う人をBookkeeperといいます。

一方で、会計士はAccountantと呼ばれます。仕訳も仕事に含まれますが、Bookkeeperが作成した帳簿の確からしさを確認したり、不正がないか見極めることも業務に含まれます。また作られた資料を基に、それが何を意味するのか、意思決定する層に情報提供することも守備範囲です。

つまりUSCPA試験は、仕分け力だけでなく、不正の発見や、内部統制のチェック、ビジネス環境や法対応など、知識の幅の広さを問う試験と言えます。

簿記経験者であれば、財務会計(FAR)に関して言えば英語さえ問題なければ十分にクリアできるでしょう。

一方で、完全にゼロから学習を始めれる方は相応の時間が必要になります。

では、USCPAのFARが簿記2級+α程度の難易度と仮定すると、ゼロから合格するうえで、アメリカ人と比較してどの程度ハンデがあると言えるでしょうか?


  • 簿記2級と取るには、150~200時間必要

TACによると、簿記2級を取得するためには150~200時間必要とされています。

会計知識に関しては、素人で始めると200時間ほどアメリカ人より時間がかかると言えます。

簿記1級保持者や、JCPAなら、会計知識に関して殆どハンデはないでしょう。

これは遊びみたいなものですが、目安として、①英語がネイティブ×②単位は十分×③会計初心者なら、600時間ほどが勉強時間の目安になるでしょう。(②と③が現実的に両立することはないと思いますが、参考まで)

次は、単位要件と勉強時間の関係について考えていきたいと思います。








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